気の薬


おはようございます。
染谷商会の染谷有香です。

先日乗ったタクシーの女性ドライバーさんから、「気の毒」という言葉が何度か出ました。
すべて、相手のことを想っての引用でした。
言い回しや使い方や話す口調で、初対面であっても心根の優しさが伝わってきました。


不意に「気の毒」が心に引っ掛かり、調べてみました。

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気の毒は、「心の保養になること」「面白いこと」を意味する「気の薬(きのくすり)」に対する語。

本来、気の毒は「心の毒になること」「気分を害するもの」の意味で、自分の心や気持ちにとって毒になるものをいった。
他人の不幸や苦痛に接したときに、自分のことのように思って心苦しくなることから、他人の不幸や苦痛に対する同情の意味で用いられるようになり、自分の気持ちではなく相手の気持ちを主にいうようになった。
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と書かれていました。
室町から江戸時代にかけては、「気の薬」という言葉が使われていたそうです。
文字通り、「気(=心)の薬になるようなこと」という意味で、心が明るく晴れるようなことや、慰め癒されるものなどを指していました。

「笑いは気の薬」という意味で、昔の落語の席には「薬」という字が掛かっていたそうです。

「あの人に会うと“気の薬”になる」というように使っていたと…

今ではすっかり使われなくなったものの…「気の薬」を心に持つことや人に渡せることはとても素敵だと思いました。
そして、今だからこそ…
大切にすべき言葉だと思いました。
「気の薬」…
令和で復活させましょう!笑


今週もみなさんとみなさんの大切な人たちにとっても素敵な一週間となりますように♬

そして、今週お誕生日を迎える方…
おめでとうございます^ ^